「経験的道路のプロジェクション#2」

　今回は岩井優さんによる「経験的道路のプロジェクション」の制作に参加しました。ある住宅街の路上にスクリーンをたて、そこにかつて岩井さんが除染作業を行った住宅街の写真スライドを投影し、その様子を撮影する、という行為を皆で行いました。準備をしている途中、近くの家の方が出てこられました。挨拶をし、近辺の家も回って、今日撮影することを伝えました。多摩で行った時より、自分たちが部外者である、よそ者である事を実感した撮影でした。最後に餃子屋さんで餃子を食べながら、皆でふりかえりをしました。（写真：松田洋一）

以下、ふりかえりの内容：
”車を止めていたら、住民の人たちが家から出てきた。「撮影します」と伝えた。そりゃ、自分の家の前に見知らぬ車が止まってたら怖いですよね。多摩でやった時とは雰囲気が違うなと思った。”（参加者）

“やってる時に、家からおばあちゃんが出てきて、映像見て、「これはどこの街？」って聞いてきた。「ここじゃないって分かります？」って聞いたら「もちろん」って言ってましたね。ここに住んで４０年だって。”（岩井優）