本番の進行や時間配分確認のための練習を行った。前回東村山で採取した竹に加え、竹の採取時期に合わせて採った竹を使用。

まずは竹割機で竹を割る。1人では難しく、2人ペアで行うことで、作業がスムーズになった。竹割機で割った後、今度はナタでさらに竹を割って細くしていく。竹の先端の中心にハサミで切り込みを入れ、そこにナタをあてて割っていく。(この最初の切り込みが中心からずれていると、平行に竹は割れないので、かなり重要なポイント。)職人の竹割り動画を見ながら、見様見真似で割ろうとするが、中々均等に割れず、途中で切れてしまったり、片方が極端に細くなってしまったり、思うように割れない。ある程度ナタで細く割った後は小刀で形を整えていく。ここも、あまり思い切って削りすぎると極端に細くなってしまったり、折れてしまったりするので要注意。竹ヒゴ抜きの穴に通るくらいの細さに整えた後、穴の一つに通してみる。途中途中太さが違ったり節に引っかかったりし、スムーズに通らない。小刀作業に戻り、出っ張っていて通らない部分を削り、また竹ヒゴ抜きに通しを繰り返しながら細さを整えていく。

気づくと竹ヒゴになりきれていない細めの竹が大量にできていて、2時間という時間制限の中で作れる竹ヒゴはせいぜい1本か2本程度だろう、この1、2本を仕上げることを本番では目標にしよう、ということになった。最終的に均等な木屑が通した竹から出始めたら完成のようだが、時間内に完成させることはできなかった。ただ、黙々と竹を割り、削る時間は何故か心が穏やかになり、竹ヒゴに近い形にできたのはせいぜい1本程度だったが、満足感があった。