ざいしらべ ワークショップ
絵の具、筆作りワークショップ
今回は身の回りの自然素材で絵の具と筆を作ります。身の回りのものから図工に使用する材料を作ることを通し、自身が暮らす地域の風土や風景、自然環境との繋がりに関心を持ち、身体的かつ感覚的な体験を深めながら、リアリティを持って世界を知っていく過程を経験します。このような地域の特性を授業や子どもたちの成長に活かすことにつなげます。
1) 絵の具作り
現在ほとんどの小学校ではメーカーで作られた絵の具セットがつかわれていますが、実は各地域にはその土地や風景がおりなす色があります。こういった各地域の持つ絵の具セットの中ではあらわされない多様な色を、身近な自然素材で作っていくことを通し、子どもたちが自分のいる世界を深く観察し、知っていくことを目指します。
2) 筆作り
身近な植物の枝、葉、繊維を使って、描くための道具である筆を作ります。素材の性質や癖を生かしながら、道具としての形の美しさや面白さを追求します。また、制作過程で出てくる、切る、削る、裂く、結ぶ等、さまざまな手の技術を養い、伸ばすことも目的とします。さらに、実際に描いてみることで、市販の筆では描けない線や面を楽しみ、新たな表現の可能性を広げます。